ご多分に漏れず/御多分に洩れず/ごたぶんにもれず
ご多分に漏れずの意味ご多分に漏れずとは、例外ではなく。他と同じように。「ご他聞に漏れず」や「ご多聞に漏れず」と書くのは誤り。ご多分に漏れずの語源・由来「多分」は、「大部分」「大多数」の
ことわざ・慣用句の一覧。各項目では意味・語源・由来を解説しています。
ご多分に漏れずの意味ご多分に漏れずとは、例外ではなく。他と同じように。「ご他聞に漏れず」や「ご多聞に漏れず」と書くのは誤り。ご多分に漏れずの語源・由来「多分」は、「大部分」「大多数」の
袖にするの意味袖にするとは、親しくしていた人、特に異性を冷淡にあしらう。おろそかにする。すげなくする。袖にするの語源・由来袖にするには以下の通り多くの説があり、正確な語源は分かっていな
総領の甚六の意味総領の甚六とは、長男・長女は大切に育てられるため、弟妹よりもおっとりした世間知らずが多いということ。特に、長男を指していう。惣領の甚六。総領の甚六の語源・由来総領は家名
シャッポを脱ぐの意味シャッポを脱ぐとは、降参する。兜を脱ぐ。シャッポを脱ぐの語源・由来シャッポは、帽子を意味するフランス語「chapeau」からの外来語。古くから降参することを「兜
頭角を現すの意味頭角を現すとは、才能・知識・技量などが他の者よりすぐれ、際立って目立つようになること。頭角を見す。頭角を現すの語源・由来頭角を現すの「頭角」は、「頭の先」や「獣の角」の
尻馬に乗るの意味尻馬に乗るとは、無批判に他人の言動に便乗して軽はずみな行動をする。人のあとに続き、調子に乗ってそのまねをする。尻馬に付く。尻馬に乗るの語源・由来尻馬とは、他人の乗ってい
雲泥の差の意味雲泥の差とは、非常に大きな隔たり・違いがあること。雲泥の違い。月とすっぽん。雲泥の差の語源・由来雲と泥の比較ではなく、「雲」は「天」、「泥」は「地」を表し、天と地ほどの差
杞憂の意味杞憂とは、無用な心配をすること。取り越し苦労。杞憂の語源・由来杞憂は、『列子(天瑞)』の故事に由来する語。杞憂の「杞」は、中国周代の国名。「憂」は、憂えること。
月とすっぽんの意味月とすっぽんとは、比較にならないほど二つのものの違いが大きいこと。月とすっぽんの語源・由来月は満月で丸く、スッポンも同じように甲羅が丸く、丸い点では共通する。しか
溜飲が下がるの意味溜飲が下がるとは、不平や不満、恨みなどがなくなり、気が晴れること。溜飲が下がるの語源・由来溜飲とは、消化不良のため胃の中の飲食物がとどこおり、すっぱい胃液が込み上げて
象牙の塔の意味象牙の塔とは、芸術を至上のものとする人々が俗世間から離れ、芸術を楽しむ静寂・孤高の境地。学者などの現実離れした研究生活や態度、研究室などの閉鎖社会。象牙の塔の語源・由来象
啖呵を切るの意味啖呵を切るとは、歯切れのよい口調で勢いよくましくたてたり、相手をやりこめたりすること。啖呵を切るの語源・由来啖呵を切るの「啖呵」は、もともと「痰火」と書き、体内の火気に
四の五の言うの意味四の五の言うとは、なんのかんのと不平や文句を言い立てる。四の五の言うの語源・由来「四の五の」の語源には、サイコロ賭博で丁(四)が出るか半(五)が出るか迷うところからと
糸を引くの意味糸を引くとは、裏で指図して他人を操る。糸を引くの語源・由来糸を引くは、見物人から見えないよう、陰から糸を引っ張って操り人形を動かすところから出た言葉。「糸を引く」の語
固唾を呑むの意味固唾を呑むとは、事の成り行きが気がかりで、息をこらして見守る様子。固唾を呑むの語源・由来「固唾」は、緊張して息を凝らしている時などに、口の中にたまる固まった唾のこと。
大風呂敷を広げるの意味大風呂敷を広げるとは、実現できそうにない話をしたり、計画したりする。大風呂敷を広げるの語源・由来風呂敷は包む物が何もなくても、広げた時の寸法は大きい。これが大
おくびにも出さないの意味おくびにも出さないとは、ある物事を深く隠し、まったく口に出さず、素振りも見せないこと。「おくびにも見せない」「おくびにも立てない」ともいう。おくびにも出さないの語源
ためつすがめつの意味ためつすがめつとは、いろいろな角度からよく見るさま。ためつすがめつの語源・由来ためつすがめつは、「たむ」と「すがむ」のそれぞれの連用形に、「~したり」表す完了の助動
薹が立つの意味薹が立つとは、若い盛りの時期が過ぎる。年頃を過ぎる。薹が立つの語源・由来「薹」は「ふきのとう」と言うように、フキやアブラナなど花をつける茎の「花茎」のこと。薹が伸びる
業を煮やすの意味業を煮やすとは、思うように事が運ばず、腹を立てる。業を煮やすの語源・由来業を煮やすの「業」は仏教語で、人間の身体・言語・心によって行われる行為を意味し、この場合は心の動
目鼻がつくの意味目鼻がつくとは、物事のおおよその見通しが立つこと。目鼻がつくの語源・由来肖像画を描いたり、人形を作ったりする際、顔の中心にある目や鼻をつけると全体が整い、完成後のイメー
鬼の霍乱の意味鬼の霍乱とは、普段は健康な人が珍しく病気になることのたとえ。鬼の霍乱の語源・由来鬼の霍乱「霍乱」は、もがいて手を振り回す意味の「揮霍撩乱(きかくりょうらん)」の略。日
たたらを踏むの意味たたらを踏むとは、よろめいた勢いで空足(からあし)を踏み、勢い余って数歩ほど歩み進んでしまうこと。たたらを踏むの語源・由来たたら(踏鞴)は、金属の精錬・加工に必要な空
正鵠を射るの意味正鵠を射るとは、物事の要点を正しくおさえる。正鵠を得る。正鵠を射るの語源・由来「正」「鵠」とも弓の的の中心にある黒点の意味があり、同様の意味で「正鵠」という熟語が古代中
横紙破りの意味横紙破りとは、道理に合わない物事を無理に押し通すこと。また、そのような人。横紙破りの語源・由来横紙破りの「紙」は、「和紙」のこと。和紙は縦に漉き目が通っていて、横には
猫に小判の意味猫に小判とは、いくら値打ちのあるものでも、価値のわからない者に与えるのは無駄であることのたとえ。また、効果や反応がないことのたとえ。猫に小判の語源・由来猫に小判は、人間に
しらを切るの意味しらを切るとは、知っていながらわざと知らないふりをする。しらばくれる。しらを切るの語源・由来しらを切るの「しら」は「知らぬ」の略で、「白」は当て字という。また、「し
嘘も方便の意味嘘も方便とは、嘘をつくことは悪いことだが、時と場合によっては必要なこともあるということ。嘘も方便の語源・由来方便は仏教語で、仏が衆生を教え導くための便宜的な方法の意味。
つうと言えばかあの意味つうと言えばかあとは、互いに気心が知れていて、ちょっと言うだけで通じるさま。つうかあ。ツーカー。つうと言えばかあの語源・由来つうと言えばかあは近世から見られる語で
弘法にも筆の誤りの意味弘法にも筆の誤りとは、その道に長じた人でも時には失敗することがあるというたとえ。弘法にも筆の誤りの語源・由来弘法とは嵯峨天皇、橘逸勢と共に平安時代の三筆の一人に数えら