後悔先に立たず/こうかいさきにたたず

意味

後悔先に立たずとは、既にしてしまったことを、いくら後で悔やんでも取り返しがつかない。

後悔先に立たずの語源・由来

後悔は、してしまったことを後になって悔やむこと。
何かをするより先に後悔することはあり得ないため、後で悔やんでも取り返しがつかないことを「後悔先に立たず」と言う。
「後悔先に立たず」は、名言や故事に基づくことわざではないため、言い出した人物や由来を特定することはできない。
古い例としては、『金刀比羅本』(1220頃)の「しからば果して天下の大事出来なん。後悔さきにたつべからず」や、『日蓮遺文』(1277年)の「只今国土破れなん。後悔さきにたたじ。不便々々」があるが、これらが由来という訳でもない。
しゃれて、「後悔と槍持ちは先に立たず」や「後悔先に立たず、提灯持ち後に立たず」などとも言う。

後悔先に立たずの類語・言い換え

後の悔い先に立たず/先立たぬ悔い/往者諌むべからず/死んだ子の年を数える/死児の齢を数う/葬礼帰りの医者話/後悔と槍持ちは先に立たず/後悔先に立たず提灯持ち後に立たず/提灯持ち後に立たず/悔やんでも悔やみきれない/後悔噬臍/後悔臍を噛む/臍を噛む/臍を食う/覆水盆に返らず後の祭り/手遅れ/時すでに遅し/不可逆/取り返しがつかない/取り返しのつかない/やり直しがきかない/もう戻らない/もう戻れない/後戻りできない/後には戻れない/後に戻れない/はまった後で井戸の蓋をする/死んでからの医者話/油断大敵/転ばぬ先の杖/濡れぬ先の傘

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