おっかない

意味

おっかないとは、怖い。恐ろしい。

語源・由来

おっかないの語源には、「身の程知らずだ」「恐れ多い」という意味の形容詞「おおけなし(おほけなし)」が、促音化して「おっけなし」となり、「おっかなし」になったとする説。
形容詞「こわい」に感動詞「おお」が付いた「おおこわ」に、形容詞の接尾語「ない」が付いて「おおこわない」になり、音変化を繰り返したとする説がある。
この語が使われ始めた時代は、「恐れ多い」の意味で用いられた例が多く、意味的に「おおけなし」が近いため前者が有力と思われる。
ただし、「おおけなし」が変化して「おっかない」が成立するまでに、「おおこわ」が影響した可能性は考えられる。
「おっかない」は関西弁の印象をもつ言葉だが、関西ではあまり使われない。
江戸中期の方言辞典『物類称呼』では「武蔵近国の言葉」としており、元々は東日本で用いられた言葉のようである。

類語・言い換え

怖い/恐ろしい/凄い凄まじい/気味悪い/気色悪い/気持ち悪い/おどろおどろしい/不気味/恐怖/スリル/ホラー/よだつ/身の毛がよだつ/身の毛もよだつ/身の毛立つ/鳥肌が立つ/粟立つ/鳥肌もの/髪の毛が逆立つ/総毛立つ/肌骨を驚かす/ぞっとする/ぞくぞくする/ぞくっとする/ぞわっとする/ドキッとする/ドキドキする/血の気が引く/血が引く/青くなる/青ざめる/凍る/凍りつく/寒気がする/寒気を覚える/寒心/寒心に堪えない/震える/震え上がる/背筋が凍る/背筋が寒くなる/心臓に悪い/心胆を奪う/縮む/縮かむ/縮み込む/縮み上がる/金玉が縮み上がる/足がすくむ/がくつく/怯える/怯え上がる/戦慄く/戦慄する/戦慄かす/怖気づく/怖気立つ

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