軍配/ぐんばい

軍配の意味

軍配とは、相撲の行司が土俵上で、両力士が公平に立ち合うことを指図したり、勝負の判定を下すのに用いるうちわ型の道具。

軍配の語源・由来

軍配は「軍配団扇(うちわ)」の略。
戦国時代、武将が軍陣の配置や進退の日時・方角などの手配をすることを「軍配」といった。
室町末頃から、部下を指揮するために団扇を使うことが流行し、「軍配団扇」と呼ばれるようになった。
相撲の行司が勝負裁定に軍配を使うようになったのは、勧進相撲制度が整備された江戸中期からだが、はじめの頃は扇子や唐団扇などが用いられていた。
主に軍配団扇が採用されるようになったのは、元禄時代(1688〜1704年)からである。
相撲で行司が勝った力士の方に軍配を上げて示すことから、試合・競争・論争などで、勝利や優勢の判定を示すことを「軍配を上げる」という。

軍配の類語・言い換え

軍配団扇/相撲団扇/唐団扇/扇子/うちわ/だんせん/軍扇/采配/持ち扇/指揮棒

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