阿吽の呼吸／あうんのこきゅう
阿吽の呼吸の意味、語源、由来を解説。二人以上の微妙なタイミングや気持ちの一致。「阿」は口を開き、「吽」は口を閉じて発する声を表す。
板につく／板に付く／いたにつく
板につくの意味、語源、由来を解説。経験を積んで職業や地位に態度や物腰がしっくり合うこと。「板」は板張りの舞台、「つく」は見事に合う意。
一目置く／いちもくおく
一目置くの意味、語源、由来を解説。自分より能力が優れた人に対し敬意を払うこと。囲碁で、弱い方が先に一目置いて対局を始めることから。
後の祭り／あとのまつり
後の祭りの意味、語源、由来を解説。時機を逸して後悔を表す言葉。語源は、祇園祭の説が有名だが、故人の霊を祭る説もある。
お茶を濁す／おちゃをにごす
お茶を濁すの意味、語源、由来を解説。その場しのぎでごまかすこと。茶道の作法を知らない者が、抹茶を程よく濁らせて取り繕うことから。
鼬ごっこ／いたちごっこ
いたちごっこの意味、語源、由来を解説。互いに同じようなことを繰り返し、埒が明かないこと。手の甲を交互につまみ合う子供の遊びに由来。
切羽詰まる／せっぱつまる
切羽詰まるの意味、語源、由来を解説。物事が迫ってどうにもならなくなること。日本刀の「切羽」から。「狭鍔」や「副鍔」の転という説もある。
木っ端の火／こっぱのひ
木っ端の火の意味、語源、由来を解説。早く燃え尽きる特性から、あっけないことやたわいもないことのたとえ。
けりをつける
けりをつけるの意味、語源、由来を解説。物事に結論を出して終わりにする意。和歌や俳句などで助動詞「けり」を付けて終わりを示すことから。
河童の屁／かっぱのへ
河童の屁の意味、語源、由来を解説。取るに足りないこと。「木っ端の火」の転訛説と、河童が水中で屁をしても勢いがないことからの説がある。
立錐の余地もない／りっすいのよちもない
立錐の余地もないの意味、語源、由来を解説。人や物が詰まっていて、少しの隙間もないこと。細い錐が立つだけの余地すらないたとえ。
口裏を合わせる／くちうらをあわせる
口裏を合わせるの意味、語源、由来を解説。表向きに言うことが矛盾しないよう示し合わせること。人の言葉を聞いて吉凶を占う「口占」から。