惨め/みじめ

意味

惨めとは、見るに忍びないほど哀れなさま。情けないさま。

惨めの語源・由来

みじめは、「見じ」と「」からなる語。
「見じ」の「じ」は打消し推量の助動詞で、「見じ」は「見たくない」の意味。
「負けじと頑張る」の「じ」も、同じ打消し推量の助動詞である。
「目」は「痛い目に合う」や「酷い目に合う」の「目」と同じく、経験やある事態に出合うことを表す。
つまり、「見じ目」は見たいくない事態に出合うことを意味し、近世には、「酷い目に合う」の意味で「みじめ(を)見る」といった例も見られる。
見たくないような事態にあるところから、みじめは、かわいそうで見るに忍びないこと、情けないさま、哀れなさまを意味するようになった。

惨めの類語・言い換え

哀れ/情けない/嘆かわしい/浅ましいみっともないみすぼらしい/侘しい/しょぼい/しょぼくない/ミゼラブル/うらぶれた/ミザリー/とほほ/可哀想/気の毒/不憫/憐憫/労しい/心苦しい/身につまされる/見るに忍びない/目も当てられない/見ていられない/見るのもつらい/見るに堪えない/不幸/悲惨/苦惨/散々/惨況/惨烈/凄惨/惨憺/無残/痛々しい/痛ましい/涙ぐましい/苦い酷い/耐え難い/残念

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