嘘八百/うそはっぴゃく

意味

嘘八百とは、嘘だらけであること。全くの嘘。

語源・由来

嘘八百の「八百」は、江戸市中に町数が多いことをいった「八百八丁」や、大坂市中に橋が多いことをいった「八百八橋」などの「八百」と同じく、数が多いことを意味する。
「八百八丁」と掛けて、「嘘よりも八丁多い江戸の町」といった古川柳もある。
つまり、嘘八百は「多くの嘘」の意味から、何もかもが嘘だらけであることを表すようになった語である。
「八百」が「数多く」を表すのは、元々、「8」という数字が数の多いことを表すためである。
「8」が「数多く」を表すのは、仏教の考えからきたものと思われる。
仏教語には、「莫大な数の地獄」を表す「八万地獄」や「八万奈落」、数が非常に多いことを表す代表的な表現に「八万四千」などがある。

類語・言い換え

大嘘/大法螺/嘘偽り/真っ赤な嘘/赤嘘/空嘘/嘘の皮/嘘っぱち/嘘っぱし/嘘の塊/荒誕//偽り/法螺//虚偽/空言/空音/虚誕/ガセ/ガセネタ/虚言/妄言/偽言/偽り言/妄語/虚語/虚辞/虚妄/荒妄/偽り表裏/でまかせ/口任せ/デマ/流言飛語/捏造でっち上げ/創作/フィクション/虚構/与太話/作り話/嘘話/造言/作り事/作り言/譎詐/譎詭/詐偽/偽証/不実/でたらめ/不稽

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