無礼講/ぶれいこう

無礼講の意味

無礼講とは、身分や地位の上下を考えず、礼儀を抜きにして行なう酒宴や会合。「むらいこう」ともいう。対義語には「慇懃講」がある。

無礼講の語源・由来

「無礼」は、礼儀をつくさないこと。
「講」は、本来、仏教で経典の講義をする会や信者が集まる法会のことだが、「無礼講」では単なる集会や寄り合いの意味で「講」が使われている。
「無礼講」の名称を使った最も古い例は、鎌倉時代の『花園天皇宸記』に「衣冠を着せず、殆ど裸形にして、飲茶の会これあり(中略)世これを無礼講の衆と称す」で、身分のわかる衣冠を取り払った形で行われた茶会を表している。
室町初期の『太平記』では、後醍醐天皇が鎌倉幕府討幕の計画にあたって、身分を越えた密議をするために行われた酒宴を「無礼講」と称していたと描かれている。
つまり、身分がわからないよう無礼にした会が、元々の「無礼講」である。

無礼講の語源には、「無・礼講(礼講ではない)」という意味で、「無礼・講(無礼が許される講)」ではないとする説がある。
これは、神事の参列者が身分の高い順に、礼儀に従って御神酒をいただく会を「礼講」と言った。
礼講が終わった後に行われる二次会のような宴席を「無礼講」と言い、身分の低いからを飲んでもかまわないことから、現在の意味に繋がったとするものである。
しかし、「無礼講」の初出は『花園天皇宸記』だが、礼講の二次会のようなものという記述はない。また、「礼講」と呼ばれる会の存在自体が確認できる資料もないため、非常に謎の説である。

無礼講の類語・言い換え

むらいこう/戯講/乱れ酒/裃を脱ぐ/ざっくばらん/フランク/格式張らない/自由闊達/砕ける/どんちゃん騒ぎ/乱痴気騒ぎ/羽目を外す/放歌高吟/飲めや歌え/宴会/うたげ)/宴(えん)/酒盛り

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