お転婆/御転婆/おてんば

おてんばの意味

おてんばとは、しとやかさに欠け、いたって活発な女の子。また、そのさま。

おてんばの語源・由来

「お転婆(御転婆)」と書くのは当て字で、語源は諸説ある。
「馴らすことのできない」という意味のオランダ語「ontembaar(オンテンバール)」が訛って、「おてんば」になったとする説。
女の子が出しゃばって足早に歩くことを「てばてば」と言い、接頭語「お」が付いて「おてば」と言ったことから、「おてんば」になったとする説。
「御伝馬(おてんま)」という宿駅で公用に使われた馬は、餌も十分与えられ、普通の駄賃馬よりも元気良く跳ね回るので、そこから転じたとする説など。

この中で、オランダ語説が有力とされてきたが、「おてんば」が18世紀中頃から使われているのに対し、「てんば」はそれより早い18世紀初頭には使われていることが分かり、「てんば」に接頭語の「お」が付いたとする説が有力となっている。
中世末期から近世にかけ、機敏なさまを「てばし」や「てばしこい」と言っていたため、この「てば」が語源となり、「てばてば」や「おてんば」が生まれたと考えられる。

おてんばの類語・言い換え

じゃじゃ馬やんちゃ腕白わがままわがままやんちゃ/おてんば/跳ねっ返り/跳ねっ返り/跳ね返り/おきゃん/男勝り/阿婆擦れ蓮っ葉おちゃっぴい/おしゃま/フラッパーがさつ

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