戌/いぬ/戌年/いぬどし

意味

戌とは、干支(十二支)の11番目。年・日・時刻などにあてる。方角の名で「西北西(西から北へ30度の方角)」。旧暦9月の異称。前は酉、次は亥。
戌年とは、西暦年を12で割った際、余りが2となる年。

語源・由来

漢字の「戌」は、「一印」と「戈(ほこ)」からなる字で、元は作物を刃物で刈り取り、ひとまとめに締めくくることを表した。
「酉」が収穫できる状態とすれば、「戌」は収穫した後の段階と考えられる。
また、「戌」は「ほろびる」を意味する「滅」で、草木が枯れる状態との見方もある。
この「戌」を「犬」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため、動物の名前を当てたものであるが、順番や選ばれた理由は定かではない。

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