黒一点/こくいってん
黒一点の意味黒一点とは、多数の女性の中に混じっている、ただ一人の男性をいう俗語。黒一点の由来・語源黒一点は、紅一点の対義語として作られた言葉で、黒は男性をイメージした色からである。また
身分・立場・人物に関する言葉の一覧。各項目では意味・語源・由来を解説しています。
黒一点の意味黒一点とは、多数の女性の中に混じっている、ただ一人の男性をいう俗語。黒一点の由来・語源黒一点は、紅一点の対義語として作られた言葉で、黒は男性をイメージした色からである。また
素封家の意味素封家とは、大金持ち。財産家。素封家の由来・語源素封は『史記』に見える語。素封の「素」は、「むなしい」や「無い」の意味。「封」は、封土や封禄の「封」で、社会的な地位
女々しいの意味女々しいとは、柔弱である。いくじがない。未練がましい。多くは男性についていう。雄々しいの対義語。女々しいの由来・語源女々しいは、「女」を表す「め」を重ね形容詞化した語。
我利我利亡者の意味我利我利亡者とは、自分の利益だけを考えている人をののしっていう語。我利我利亡者の由来・語源我利我利亡者は、明治以降に見られる語。「ガリガリ」は、硬い物を噛み砕いた
細君の意味細君とは、他人に対して自分の妻を謙遜していう語。同輩以下の者の妻をさしていう語。当て字で「妻君」とも書く。細君の由来・語源細君の「細」は、「小」「つまらないもの」の意味で、中
夫人の意味夫人とは、他人の妻を敬っていう語。奥様。夫人の由来・語源夫人の「夫」は、元々は「扶」であったと考えられている。「扶」は「手」と「音符夫」からなる字で、手の指を脇の下にぴっ
玄人はだしの意味玄人はだしとは、素人にもかかわらず、専門家が驚くほど技芸や学問が優れていること。玄人はだしの由来・語源玄人はだしは、玄人(専門家)が履物をはくのも忘れ、はだしで逃げ出す
三枚目の意味三枚目とは、芝居や映画などで滑稽な役をする俳優。道化方。茶利。滑稽な言動をする人。三枚目の由来・語源三枚目は江戸時代の歌舞伎用語で、顔見世の時に劇場にの正面に掲げられた八枚
風雲児の意味風雲児とは、好機に乗じて活躍する英雄的人物。風雲児の由来・語源風雲児の「風雲」とは、竜が風と雲を得て天に昇るような勢いで、英雄・豪傑が頭角を現す好機のこと転じて、世の中
四天王の意味四天王とは、ある道や部門、臣下・弟子などの中で、才能や武勇に最も優れた四人の者。四天王の由来・語源四天王は、仏教の四人の守護神のこと。仏教の守護神である帝釈天に仕え、須
太公望の意味太公望とは、釣りをする人。釣り好きな人。太公望の由来・語源太公望は、周代の政治家であった呂尚(りょしょう)の別名「太公望」に由来する。出典は、中国の『史記(斉世家)』。
三下の意味三下とは、下っ端の者。取るに足らない者。また、そのさま。三下の由来・語源三下は、博打打ちの間で下っ端の者をいった隠語。サイコロ博打で、3より下の1や2しか出ないと勝ち目が
泰斗の意味泰斗とは、その道の大家として尊ばれ、高く評価される人。第一人者。泰斗の由来・語源泰斗は「泰山北斗(たいざんほくと)」の略で、出典は『唐書』韓愈伝賛。「泰山」とは中国五岳の
社会の意味社会とは、人間が共同生活を営む際のまとまった組織や、その相互関係。世の中。世間。同類の仲間や集団。社会の由来・語源社会は、福地源一郎(福地桜痴)による英語「society」の
札付きの意味札付きとは、悪い評判が世に知れ渡っていること。また、その人。「札付きのワル」などと使う。札付きの由来・語源札付きは、江戸時代の人別帳に由来する。江戸時代、「連座」という
ペーペーの意味ペーペーとは、地位の低い者、技量の劣っている者をあざけっていう語。自分を卑下してもいう。下っ端。ペーペーの由来・語源ペーペーは、「ぺいぺい」の変化した「ぺえぺえ」がカタカ
顔役の意味顔役とは、その地域や仲間の間で勢力があったり、よく知られている人。博徒の親分や幹部などもいう。顔役の由来・語源顔役は、顔を利かせる役の人の意味。元は、歌舞伎役者の間で、頭とし
太鼓持ちの意味太鼓持ちとは、人にへつらい機嫌をとる者。宴席などに出て客の機嫌を取り、その席をとりもつことを職業とする男性。幇間。太鼓持ちの由来・語源人にへつらって機嫌を取る人を「太鼓持
言い出しっぺの意味言い出しっぺとは、最初に言い始めた人。言い出しっぺの由来・語源言い出しっぺは、おならをした当人が他人にバレないようにするため、最初に「臭い」と言い出すところから生じた
張本人の意味張本人とは、事件を起こす原因となった人。悪事などを企てた首謀者。張本人の由来・語源張本人は、「張」と「本人」ではなく、「張本」と「人」からなる語。「張」は「弓に弦を張る
世間の意味世間とは、人が互いにかかわりあって生活をしている場。この世の中。また、そこにいる人々。社会での人々との交わりや活動の範囲。世間の由来・語源世間は本来仏教語で、「場所」を意味す
味方の意味味方とは、自分の属している側。支持・応援すること。また、してくれる人。身方。味方の由来・語源本来、「みかた」は天皇の側を意味した語で、そこから天皇の軍勢や朝廷の軍隊の意味が生
ガキの意味ガキとは、子供を卑しめて言う語。子供の俗称。ガキの由来・語源仏教語で、生前の悪業の報いで餓鬼道に堕ちた亡者を「餓鬼」という。これは、「死者」を意味するサンスクリット語「P
しんがりの意味しんがりとは、退却する軍隊の最後尾にあって、追撃する敵を防ぐ役。列や順番などの一番あと。最後尾。しんがりの由来・語源しんがりは、最後尾で行動する意味の「しりがり(後駆)」
せがれの意味せがれとは、自分の息子をへりくだっていう語。他人の息子や若者をぞんざいにいう語。せがれの由来・語源「せがれ」は室町時代から見られる語で、古くは女子に対しても用いられた。
よすがの意味よすがとは、身や心を寄せて頼りとするところ。頼みとする人。身寄り。手がかり。よるべ。よすがの由来・語源よすがは、「寄せるところ」を意味する「寄す処(よすか)」に由来し、古く
ドンの意味ドンとは、首領。親分。ドンの由来・語源ドンは、スペインやイタリアなどで、男性の名前の前につける敬称「Don」のこと。「ドン・キホーテ」のように、元々は貴族の出身を示すため
汝の意味汝とは、二人称代名詞。多く、対等もしくはそれ以下の者に対して用いられる。汝の由来・語源なんじは、「な(汝)」に「むち(貴)」が付いた「なむち」が変化した語。「な」は自分を指
お前の意味お前とは、同等もしくは目下の者をさして呼ぶ語。お前の由来・語源お前は、「前」に接頭語の「御(お)」が付いた語。元々、お前は神仏や貴人の前を敬っていう語で、現在でも「みまえ
胴元の意味胴元とは、サイコロ博打などの親。賭場を開帳して、寺銭をとる者。胴親。物事を締めくくる人。元締め。胴元の由来・語源胴元は、元々、「筒元」と書いた。「筒元」の「筒」はサイコロ
いなせの意味いなせとは、粋で勇み肌でさっぱりしているさま。また、その容姿や、そのような気風の若者。いなせの由来・語源いなせは、江戸日本橋魚河岸(うおがし)の若者の間で流行した髪型に由来
嬰児の意味嬰児とは、生まれたばかりの子供。赤子。赤ん坊。赤ちゃん。3歳くらいまでの幼児。嬰児の由来・語源現在では「嬰児」が一般的な表記となっているが、本来は「緑児」と書き、古くは「みど
浪人の意味浪人とは、入学や入社の試験に不合格となり、次の試験に備えている人。また、その状態。主家を自ら去ったり、失ったりした武士。浪人の由来・語源本来の漢語では、本籍を離れ住みかを定め
走狗の意味走狗とは、他人の手先となって使われる者。走狗の由来・語源「狗」は「犬」のことで、走狗は狩猟で鳥や獣を追い立てるのに使う猟犬が原義。猟犬は善悪など考えず飼い主の指示に従い、
弟の意味弟とは、同じ親から生まれた年下の男。妹の夫。夫や妻の弟。義弟。弟の由来・語源おとうとは、「おとひと(弟人)」の「ひ」がウ音便化した語。「おと」は性別に関係なく、兄弟のうち年
やもめの意味やもめとは、夫のいない女。夫を失った女。未亡人。後家。女やもめ。妻のいない男。妻を失った男。男やもめ。やもお。やもめの由来・語源本来、やもめは独り身の女性を指す言葉で、男性
あなたの意味あなたとは、対等もしくは目下の者に対し、軽い敬意をもっていう二人称。妻が夫を呼ぶなど、親しい男女間で相手を呼ぶ語。あなたの由来・語源あなたは、離れた場所や今より以前を表す「
朴念仁の意味朴念仁とは、無口で愛想の無い人。頑固でものわかりの悪い人。わからずや。朴念仁の由来・語源朴念仁は、和製漢語であろう。「朴」は「素朴」「朴訥」など飾り気がないさま。「念」
エンスーの意味エンスーとは、熱狂的に愛する人。ファン。特に、自動車に対して熱心な愛好家。エンスーの由来・語源エンスーは、「熱心家」「熱狂者」を意味する英語「enthusiast(エンス
浮世の意味浮世とは、世の中。俗世間。浮世の由来・語源浮世の「うき(浮)」は、「苦しい」「辛い(つらい)」を意味する「憂し」の連用形「憂き」が本来の形で、平安時代には「つらいことが多い世
親分の意味親分とは、侠客(きょうかく)やばくち打ちなどのかしら。仮親。親分の由来・語源親分は、縁談・奉公などの時に仮の親の分を務める人をいい、そこから、仮の親として頼りにする人、面倒見
ドラ息子の意味ドラ息子とは、怠け者で遊んでばかりいる素行の悪い息子。道楽息子。放蕩(ほうとう)息子。ドラ息子の由来・語源どら息子の「どら」は、怠惰や道楽、またそのような人を表す言葉とし
父の意味父とは、親のうち、男の方。男親。実父・継父・養父の総称。父の由来・語源父は、上代に男子を敬っていった「ち」を重ねた語。「祖父」の「オホヂ」や「叔父・伯父」の「オヂ」など、男
ライバルの意味ライバルとは、競争相手。好敵手。肩を並べる人。匹敵する人。ライバルの由来・語源ライバルは、英語「rival」からの外来語。「rival(ライバル)」の語源は、「小川」
猪口才の意味猪口才とは、小生意気なこと。こざかしいこと。また、そのような人。猪口才の由来・語源猪口才の猪口は、「へなちょこ」を「埴猪口」と書くのと同じく当て字で、小さな杯の「お猪口」と
私の意味私とは、自分自身。一人称の人代名詞。私の由来・語源私の語源は、「われ」「わが」などの「わ」に関係すると思われるが、それ以上のことは分かっていない。「わたくし」は中世前期頃ま
はたちの意味はたちとは、20歳。古くは年齢に限らず20を意味した。はたちの由来・語源はたちの「はた」は「20」を意味し、「ち」は助数詞。「はた」に助数詞を加えた例として、「二十年(
武士の意味武士とは、昔、武芸を身に付け、軍事に携わった身分の者。さむらい。もののふ。武士の由来・語源武士の語源は、「やまぶし(山伏)」や「のぶし(野伏)」の上略と考えられ、漢字の「武士
子の意味子とは、人間や動物の親から生まれたもの。動物の場合は「仔」とも書く。まだ一人前になっていない人間。年少者。児。こども。子の由来・語源子の語源には、「こまやか(細小)」の意味とする説
妹の意味妹とは、同じ親から生まれた年下の女。弟の妻。夫や妻の妹。義妹。妹の由来・語源いもうとは、「いもひと(妹人)」が転じた語で、「いもと」とも言う。古く、「いも(妹)」は男性が胴