麻の意味
麻とは、アサ科の一年草。中央アジア原産。茎は高くまっすぐに伸び、葉は手のひら状。茎の皮から繊維、種子からは油をとる。また、麻糸で織った布類やそれで作った衣類の総称。
麻の語源・由来
麻は遠い古代に渡来した植物のため多くの語源説があるが、「アヲソ(青麻)」の約転とする説が有力である。
草木の皮や筋から繊維をとり、糸のようにしたものを「ソ(麻)」や「オ(緒)」といい、この植物自体も「ソ(麻)」や「オ・ヲ(麻・苧)」という。
生活必需品として栽培される「ソ(麻)」は、青さが特に印象強いことから、「青」を冠して「アヲソ(青麻)」となり、「アソ」「アサ」へと変化したと考えられる。
麻の別名・類語
大麻/大麻草/ヘンプ/青麻/麻(お)/麻(そ)