お多福/阿多福/おたふく

意味

おたふくとは、顔立ちが丸く額が前方に出ていて、頬が膨れた鼻の低い女の顔の面。阿多福面。おかめ。醜い顔の女性を罵っていう語。「おたふく風邪」の略。

語源・由来

おたふくは、多くの福を呼ぶ顔の女性という意味から、「多福」になったとする説が有力とされる。
おたふくの頬が膨れているため、「ふぐ」や「膨れる」と関連付ける説も多いが、「福」と「膨れる」を洒落ただけと考えられる。
昔は、おたふくのような顔立ちが、福を呼ぶ好ましい顔立ちとされていたが、美意識の変化から、不細工な女性を罵る語としても用いられるようになった。
お多福面に似ていることから名付けられたものには、「おたふく風邪」や「お多福豆」がある。

別名・類語

面のおたふく

阿多福面/おかめ

醜い女性のおたふく

おたふく顔/おかめ/おかちめんこ/ぼたもちおはぎブス/しこめ/醜女/ブ女/醜婦/悪女/不美人/不器量/不細工/醜い

病気のおたふく

おたふく風邪/流行性耳下腺炎/ムンプス/風邪

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