ナマズの意味
ナマズとは、ナマズ目ナマズ科の魚。幼魚は六本、成魚は四本の口ひげをもち、鱗はない。川や湖沼の泥底にすむ。
ナマズの語源・由来
ナマズの「ナマ」は、鱗がなく滑らかな魚であることから、「ナメクジ」の「ナメ」と同じく「滑らか」の意味。
「ず(歴史的仮名遣いは「づ」)」は、川や沼の泥底にすむことから、「どじょう」の「ど」と同じく「泥」や「土」の意味。
つまり、ナマズは「滑らかな泥魚」の意味から付けられた名前と考えられる。
古くから、大きなナマズが地中であばれるために地震が起こるという俗信があり、「地震」を「ナマズ」と言うこともある。
中国ではナマズを「魚」+「占(粘りつく)」で「鮎」と書くが、日本では「アユ」にこの漢字が使われ、ナマズは「ねばる」の意味から「念」が当てられて「鯰」と書く。
現在では、中国でも「鯰」が使われる。