埒が明かない/らちがあかない

意味

埒が明かないとは、事態が進展しない。問題が解決しない。

埒が明かないの語源・由来

埒が明かないの「埒(らち)」は、囲いや仕切りのことで、主に、馬場の周囲に設けた柵のことをいう。
本来、「物事の決まりがつく」「かたがつく」などの意味で、「埒が明く(らちがあく)」と使われていたが、現代では否定表現の「埒が明かない」と使われることが多い。
「埒」が進展の意味で使われるようになった由来には、加茂の競べ馬(くらべうま)で、柵が外されるのを待ちわびた一般客が言った言葉からとする説。
春日大社の祭礼で、金春太夫(こんばるだゆう)が祝詞を読み終わるまで神輿の柵が開かず、一般人が中に入れなかったことからとする説がある。

埒が明かないの類語・言い換え

進まない/進展しない/捗らない/難航する/難儀する/往生する/立ち往生堂々巡りいたちごっこ/千日手/一進一退/牛歩/足踏みする/停滞する/渋滞する/動かない/膠着状態/もたつく/もたもたする/手間取る/てこずる/為す術もない/手の施しようがない/打つ手がない/にっちもさっちも行かない/決着がつかない/解決しない/不調/押し問答/水掛け論小田原評定/平行線

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