姑息/こそく

意味

姑息とは、根本的に解決するのではなく、一時の間に合わせ。その場しのぎ。(誤用から)俗に、卑怯なさま。

語源・由来

姑息の「姑」は「しゅうとめ」ではなく「しばらく」を意味し、「息」は「休息」のこと。
「しばらくの間、息をついて休む」ところから、「その場しのぎ」の意味となった。
姑息は「卑怯」の意味で用いられる事も多いが、姑息にそのような意味はない。
「卑怯」の意味で用いられるのは、「姑息な手段(その場しのぎの手段)でごまかす」など、良くない場面で多く用いられる言葉であることや、「小癪」と音が似ていてることからの混同によるものと考えられる。

類語・言い換え

一時の間に合わせにする姑息

おざなり/座成り/糊塗/手暗目暗/弥縫策/弥縫/一夜漬け/付け焼き刃/やっつけ仕事/手抜き工事/出たとこ勝負お茶を濁す/間に合わせ/間に合い/間を渡す/間に合わせる/仮/応急/応急処置/応急手当/応急対策/応急措置/暫定措置/臨時措置/その場しのぎ/その場逃れ/急場しのぎ/急ごしらえ/俄作り/俄仕立て/俄拵え/急造/当座しのぎ/当座逃れ/当座賄い/当座捌き/一時しのぎ/一時逃れ/一寸逃れ/一寸抜け/便宜的/暫定的/簡易的/場当たり/場当たり的/かりそめ/苟且/因循姑息

卑怯なさまの姑息

卑怯/卑劣/卑しいさもしい浅ましいずるいせこいこすい/こすっからい/こすからい/すこい/汚い/穢い/汚らしい/汚らわしい/汚びる/気穢し/心汚し/手穢い/不潔/あこぎ/あくどい/悪辣/腹黒い/ダーティー/醜い/ゲス/いけず/さがない/悪賢い/ずる賢い/小賢しいあざとい/抜け目ない/賢い/計算高い/狡知に長ける/悪質/悪徳/下賤/卑賤

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