シフォンケーキ/chiffon cake

シフォンケーキの意味

シフォンケーキとは、スポンジケーキの一種。バターを使わず低カロリーな植物油で作られる。普通のスポンジケーキに比べ背が高く、中央に円筒状の穴が空いている。

シフォンケーキの語源・由来

シフォンケーキは、英語「chiffon cake」からの外来語。
「chiffon(シフォン)」とは、ブラウスやベールに用いられる「薄い絹織物」のことで、絹織物のようにきめ細かく柔らかいことから「シフォンケーキ」と名付けられた。

フランス語で「chiffon」は「ボロ切れ」や「ぞうきん」を意味することから、語源を「ボロ切れのケーキ」とするものもある。
しかし、英語の「chiffon」はフランス語に由来するが、下記に記す通り、このケーキはアメリカで作られたものなのでフランス語まで辿る必要はない。
そもそも、ケーキの名前に「ボロ切れ」などと付けるはずがない。

シフォンケーキは、1927年にアメリカのハリー・ベーカー氏によって考案された。
ベーカー氏はレシピを訊ねられても20年間公開せず、謎に包まれたままであったが、1947年にゼネラルミルズ社に売却されて、植物油とメレンゲでその食感が作られていることが明らかとなった。
1948年には生活情報誌で紹介され、今までの常識では考えられなかった発想として、アメリカ全土で大きな反響を呼んだといわれる。

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