天衣無縫の意味
天衣無縫とは、人柄が天真爛漫であること。また、そのさま。詩や文章に技巧などの余計なあとが見えず、自然かつ美しく完成されていること。麻雀で「九蓮宝燈」の別名。
天衣無縫の語源・由来
天衣無縫は、天女の衣服(天衣)には縫い目がない(無縫)という意味。
そこから、詩や文章などでわざとらしい技巧がなく、自然でありながら完璧なことや、天真爛漫なことを「天衣無縫」というようになった。
出典は中国の『霊怪録』で、次の話に基づく。
郭翰とい青年が、夏の夜、庭で寝ていると、空から天女が降りてきた。
天女が着ている衣には縫い目がないので、不思議に思って尋ねると、天女は「天人の衣服は針や糸で縫ったものではありません」と答えたという。
天衣無縫の類語・言い換え
人柄が天衣無縫
無縫天衣/天真爛漫/イノセンス/イノセント/無邪気/邪気がない/あどけない/あどない/お茶目/茶目っ気/茶目/頑是無い/無心/天真/罪がない/子供らしい/子供のよう/天使のよう/自由奔放/明朗快活/明朗闊達/明朗/快活/陽気/気さく/朗らか/明るい/ネアカ/ナイーブ/純真無垢/ピュア/純粋/純真/純情/無垢/清い/清らか/素朴/純朴/純/純潔/清純/初々しい/うぶ/おぼこ/おぼこい/いたいけ
詩や文章の天衣無縫
無縫天衣/錦繍/麗筆/玉章/玉文/金章/琳琅/名文/名筆
麻雀の天衣無縫
九蓮宝燈/天国の扉/九つの門/純正九蓮宝燈/役満/役満貫