ポプラの意味
ポプラとは、ヤナギ科の落葉高木。街路樹や庭園樹に用いられる。広義にはヤマナラシ属の樹木。狭義にはセイヨウハコヤナギなどの渡来種。
ポプラの語源・由来
ポプラは、英語「poplar」からの外来語。
「poplar」の語源は「popular(ポピュラー)」と同じく、「民衆」「人々」を意味するラテン語「populus」で、人々がこの木の下に集まり、集会を開いたことに由来するというのが通説となっている。
「ポプラ」の学名も「Populus」なので、もっともらしい説ではあるが、学名「Populus」と「人々」を意味する「populus」は、綴りは同じでも発音が異なり、同じ語ではない。
ポプラの語源には、「震える」の意味からといった説もある。
ヤマナラシの語源が、風で葉が揺らぎ音を立てることにあるためその点では共通するが、セイヨウヤマナラシを指す「アスペン(aspen)」、もしくはアスペンの学名「Populus tremula」の「tremula」に「震える」の意味があるのであって、「Populus(ポプラ)」に「震える」の意味があるわけではない。
ポプラの語源は未詳であるが、この種は元々「pop」に近い音の名前で、それに木の名前であることを表す接尾辞「ulus(arius)」が付いて「Populus」となり、「poplar(ポプラ)」になったものと思われる。