意味
あんよとは、足や歩くことをいう幼児語。
語源・由来
あんよは、「あよぶ(歩)」や「あよび(歩)」が変化した語で、歩くことから足も表すようになったと考えられている。
「あんよ」が「足」の意味で用いられた例は、1810年の『夢想兵衛胡蝶物語』が古いが、「歩く」の意味では1707年の『類柑子』に見られる。
また、1779年の浄瑠璃『荒御霊新田神徳』には「あんよは上手 転ぶはお下手」とあり、「足」の意味よりも古い。
「あよぶ」や「あよび」は「あゆむ(歩む)」と同系の語で、「歩く」よりも一歩一歩の動作に重みが置かれるため、よちよち歩きする赤ちゃんのたどたどしい足取りに注目した言葉といえる。
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