須く/すべからく

意味

すべからくとは、当然。多くは下に「べし」を伴ない、是非ともしなければならない気持ちを表す。

すべからくの語源・由来

すべからくは、動詞「す(為)」に助動詞「べし」が付いた「すべし」が、ク語法で「すべからく」となった語。
ク語法は、活用語の語尾に「く」「らく」が付いて名詞化する語法であるため、本来は「すべきであること」という名詞句になるが、副詞的に用いられて「当然」「是非とも」の意味になった。
元々は、「須・応」を「すべからく◯◯べし」と再読した漢文訓読に由来する。
近頃、「すべて」の意味で使用する例が多く見られるが、「すべからく」に「すべて」の意味は含まれておらず誤用である。

すべからくの類語・言い換え

当然/当たり前/当の然/あたぼう/あたり前田のクラッカー/もちろん/もち/もちのろん/無論/論じるまでもない/論を俟たない/言うまでもない/言わずもがな/言うに及ばず/言も疎か/更にも言わず/言えば更なり/言を俟たない/いわんや/まして/何がさて/もとより/至極当然/必然/至当/疑いなく/必ず/絶対/絶対に/兎に角/ともかく/とにもかくにも/何はともあれ/いずれにしても/いずれにせよ/ともあれ/どうあれ/どうしても/どうしてでも/どんなことをしてでも/どうでも/どうぞ/是非とも/是非是非/是が非でも/是非に/是非/理が非でも/意地でも/雨が降ろうと槍が降ろうと/石にかじりついても/何卒/何とかして/何としても/何でも/何が何でも

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