粗相/そそう

意味

粗相とは、不注意や軽率さから起こす過ち。大便や小便をもらすこと。

粗相の語源・由来

粗相は、仏教語の「麁相(そそう。旧かなは「そさう」)」を語源とする説がある。
「麁相」とは、の「生・住・老・死」のこと。
事物の無常な姿をとらえた「生・住・異・滅」の四相にならったもので、「麁四相」ともいう。
無常な姿を表す四相にならったものであることや、人の一生には弱い部分があふれていることから、「麁相」は軽率なさまや過ちなどの意味で使われるようになった。
意味の変化に伴ない、「麁」に大雑把落ち度を意味する「粗」の字が当てられ、「粗相」になったと考えられている。
粗相の語源を「麁相」とする説は、特に有力とされているものではない。
しかし、他の説は見当たらず、不注意なあやまちを意味する言葉の中で、大小便を漏らす意味として使われるのは「粗相」ぐらいであることから、人の「生・住・老・死」を意味する言葉を語源と考えるのは妥当と思われる。

粗相の類語・言い換え

過ちの粗相

失敗/失策/不始末/過ち/失態/ミス/落ち度/失点/間違い/ドジ/へま/ぽか/手落ち/手抜かり/抜かり/不手際/しくじり/やり損ない/し損ない/遺漏/そつ/疎漏/過失/手違い/しくじる/やり損なう/し損なう/抜かる/誤る/躓く/味噌をつける

大小便の粗相

失禁/お漏らし/垂れ流し/遺矢/遺尿/寝小便/おねしょ/漏らす/痱る

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