味噌をつける/みそをつける

意味

味噌をつけるとは、失敗する。しくじる。失敗して面目を失う。

語源・由来

味噌を器につけて汚してしまい、見苦しいという意味から、失敗することや面目を失うことを「味噌をつける」と言うようになった。
この他、火傷を治すには味噌を塗るのが良いと信じられており、火傷は何らかでしくじったに多いため、失敗することを「味噌をつける」と言うようになったという説もある。
しかし、この説は火傷治療の俗信があることから作られた民間語源説で、この治療法から失敗を意味するようになったという文献は見当たらない。

「味噌をつける」の慣用句が見られる以前には、「味噌」のみで「失敗」や「欠点」を意味していた。
味噌が器を汚してしまうものと考えれば、単独で「失敗」や「欠点」を意味することは不自然ではない。
しかし、火傷の治療の場合は「火傷」が「失敗」を表しており、つける行為がなければ「味噌」と「失敗」は結びつかないため、「味噌」が単独で使われるよりもに、「味噌をつける」という慣用句が生まれていなければ不自然である。

類語・言い換え

失敗する/誤る/しくじる/ミスをする/ミスる/チョンボする/ヘマをする/ポカする/ドジを踏む下手をこく/とちる/し損なう/仕損じる/やり損なう/やり損ねる/やらかす/手抜かりをする/躓く/こける/抜かる/失態を演じる/粗相する/醜態を晒す/面目を失う/メンツが潰れる/顔が潰れる/対面を損なう/体面を失う/評判を落とす/世間体を失う/恥をかく

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