なおざりの意味
なおざりとは、いい加減にしておくさま。真剣でないこと。深く心にとめず、あっさりしているさま。
なおざりの語源・由来
「なお」は以前の状態が引き続いているさまを表す副詞「なお(猶)」、「ざり」は係助詞「そ」に動詞が付いた「あり」の「ぞあり」であろう。
「ざり」を「さり(避・去)」で、手を打たず避けて放っておく意味との見方もあるが、副詞「なお」にその意味が含まれているため「ぞあり」と考える方が良い。
なおざりは「たいして気にとめない」が原義で、転じて、「本気でない」「おろそかにする」といった意味になった。
漢字の「等閑」は、同義の漢語「等閑(とうかん)」を当てたものである。
なおざりの類語・言い換え
等閑/等閑視/閑却/おろそか/あだやおろそか/あだおろそか/おおろか/なのめ/軽忽/ゆる/忽せ/忽略/適当/いい加減/無責任/杜撰/杜撰脱漏/杜漏/疎漏/粗漏/ぞんざい/いけぞんざい/投げやり/手抜き/粗末/大雑把/あららか/雑/粗雑/粗忽/粗略/粗大/アバウト/油断/不注意/不届き/不行き届き/懈怠/懶惰/緩怠/不徹底/不正確/でたらめ/ちゃらんぽらん/大まか/生半可/怠慢/怠惰/懈慢/慢易/蔑ろ/ネグレクト/横着/忽諸/スルー/軽視/無視/シカト/黙殺/度外視/どこ吹く風/見落し/目こぼれ/おざなり/かりそめ/行き当たりばったり/場当たり/場当たり的/急ごしらえ/苟且/成り行き任せ/当座逃れ/一時逃れ/一寸逃れ/放置/ほったらかし/放念/放心/無沙汰/看過/そっちのけ/留守/お留守/置き去り/置いてけぼり/野放し/二の次/後回し/たらい回し/上の空/心ここにあらず/無関心/無頓着/構わない/気にしない/知らんぷり/知らんふり/知らん顔/知らぬ顔/頭にない/気に留めない/大事にしない/大切にしない