脚色の意味
脚色とは、小説や事件などを芝居や映画で上演できるよう、セリフなどを加え脚本にすること。事実を面白くするため色付けすること。
脚色の語源・由来
脚色の「脚」は「根本」の意味で、「色」は表に現れること。
古代中国で「脚色」は、その人物の出処が現れたものの意味から、官(役人)になる時に提出する履歴書や身分証明書をいった。
のちに、中国の演劇界で、俳優の役柄や筋書きを「脚色」というようになり、日本では明治から使われるようになった。
事実に色付けして面白くすることを「脚色」と言うようになったのは、脚本にすることの意味からと、「色」からの連想が合わさったものである。
脚色の類語・言い換え
舞台などの脚色
脚本化/シナリオ化/劇化/舞台化/ドラマ化/演出/アダプテーション/アダプト/アレンジ/改作/潤色/翻案/焼き直し/ト書き/脚本
事実を面白くするための脚色
粉飾/アレンジ/色付け/味付け/演出/尾ひれをつける/盛る/誇張/針小棒大/大袈裟