意味
業を煮やすとは、思うように事が運ばず、腹を立てる。
語源・由来
業を煮やすの「業」は仏教語で、人間の身体・言語・心によって行われる行為を意味し、この場合は心の動きを表す。
「煮やす」は、火にかけ熱することから、怒りなどの気持ちを激しくすることをいう。
そこから、平静であった心の動きが、怒りで激しくなることを「業を煮やす」というようになった。
「業が煮える」や「業を沸かす」も、同じ用法からである。
類語・言い換え
業が煮える／業を沸かす／業腐らかす／むくりを煮やす／腸が煮えくり返る／腸が煮え返る／腹が煮える／腹に据えかねる／堪忍袋の緒が切れる／辛抱ならない／我慢ならない／我慢の限界／耐え難い／仏の顔も三度まで／洒落にならない／うんざり／鼻持ちならない／忌々しい／気に入らない／気に食わない／腹を立てる／立腹する／イライラする／憤る／憤慨する／怒る