フヨウの意味
フヨウとは、アオイ科の落葉低木。夏から秋にかけ、淡紅色や白色の花をつける。
フヨウの語源・由来
フヨウは、元禄時代(1688~1704年)以前に中国から渡来したといわれ、名前は中国名の「芙蓉」に由来する。
芙蓉は、本来、大きな花の形を意味し、唐以前は「ハス」を表していた。
楊貴妃を「芙蓉如面柳似眉(面は芙蓉の如く、眉は柳に似る)」とたとえた芙蓉も「ハス」のことで、『源氏物語』の「太液の芙蓉」も楊貴妃にちなんだ「太液池のハス」からの引用である。
本種のフヨウは、ハスに似ていることからの名で、唐代までは「木芙蓉(もくふよう)」と呼ばれていたが、宋代以降、略して「芙蓉」となった。
フヨウの別名・類語
木芙蓉/キハチス/ハイビスカス