知事/ちじ

意味

知事とは、各都道府県を統轄・代表する首長。都道府県の事務およびその権限に属する国や他の公共団体の事務を管理・執行する。任期は4年。

知事の語源・由来

知事は「事を知ること・司ること」を意味するサンスクリット語「カルマ・ダーナ」の漢訳が語源で、本来は仏教語であった。
中国では5世紀頃から使われ始め、知事は寺の雑事や庶務に当たる役職をいった。
やがて、禅宗寺院の急速な発展により事務が煩雑化したため、「都寺(つうす)」「監寺(かんす)」「副寺(ふうす)」「維那(いの)」「典座(てんぞ)」「直歳(しつすい)」の六つの役割に分類した「六知事」が置かれた。
宋の時代に入ると、地方長官の名称として「知事」が転用され、これが日本に入り長官職の称として用いられるようになった。

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