明太子の意味
明太子とは、スケトウダラの卵巣を塩漬けにし、唐辛子を加えて漬け込んだ食品。博多の名産。
明太子の語源・由来
明太子の「明太」は、「スケトウダラ」を意味する朝鮮語「ミョンテ(明太)」に由来する。
これが日本に入って「メンタイ」と発音され、メンタイ(スケトウダラ)の卵の意味で「子」を加えたのが「明太子」である。
元々、明太子は「たらこ」を意味し、唐辛子に漬け込んだ食品は「辛子明太子」と呼んでいた。
しかし、タラの子(卵)の意味では「たらこ」で事足りる。
また、「明太(めんたい)」は聞き慣れない言葉で加工食品の印象があることから、単に「明太子」と言った場合でも、加工した食品の「辛子明太子」を指すようになった。
朝鮮語の「ミョンテ」は、中国語で「スケトウダラ」を意味する「ミンタイユィ(明太魚)」に由来する。
ロシア語でも「スケトウダラ」を「ミンタイ」と呼ぶことがあるため、ロシア語を語源とする説もある。
明太子の別名・類語
辛子明太子/めんたい/紅葉子/たらこ