意味
ずぼらとは、行いや態度にしまりがなく、だらしないこと。きちんとしていないこと。また、そのさま。
語源・由来
ずぼらは、近世の上方の方言で「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」「ずんぼらぼん」など、凸凹(でこぼこ)や突き出した部分がなく、「つるつるなさま」「のっぺりとしたさま」を表した言葉と同源。
これらの言葉は、大坂堂島で米相場がずるずる下がることを言ったところから生まれたといわれる。
また、「ぼら」という語は、方言で「体が大きい割に気が利かない」や「馬鹿者」の意味で使う地方も多く、「ずぼ」を「大きい体」や「嘘」の意味で用いる地域もあり、上方方言の「ずぼら」や「ずんべらぼん」などは、これらの言葉と同源と考えられる。
その他、ずぼらの語源には、江戸末期、修行を怠けたり酒に溺れる坊主が目立つようになったため、庶民は嘲笑って「ぼうず」を「ずぼう」と逆に読んで言い、「ずぼう」が「ずぼら」に変化したという説もあるが、有力な説とは考えられていない。
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