焼け木杭に火が付く/やけぼっくいにひがつく

焼け木杭に火が付くの意味

焼け木杭に火が付くとは、過去に関係のあった者同士が、再び元の関係に戻ること。多くは男女関係についていう。「焼けぼっくりに火が付く」とするのは間違い。

焼け木杭に火が付くの語源・由来

焼け木杭に火が付くの「焼け木杭」とは、燃えさしの切り株や焼けた杭のこと。
「木杭(ぼっくい)」は、「棒杭(ぼうくい)」が音変化した語である。
一度焼けて炭化した杭は再び火がつきやすいことから、過去に燃え上がった関係(とくに男女の恋愛関係)を「焼け木杭」にたとえ、以前関係のあった者同士が、再び元の関係に戻ることを「焼け木杭に火が付く」と言うようになった。

誤って「焼けぼっくりに火が付く」と言われることも多い。
これは、「ぼっくい」が「ぼっくり」に聞こえやすく、聞き慣れた「松ぼっくり」との混同であろう。
しかし、「松ぼっくり」とは言うが「ぼっくり」が単独で使用されることはなく、「焼けぼっくり」という言葉もない。

焼け木杭に火が付くの類語・言い換え

再燃する/復縁する/元の関係に戻る/元の鞘に収まる/元サヤ/復活する/古巣に戻る/よりを戻す/仲直りする/関係を修復する/焼け木杭には火が付きやすい/燃え杭には火が付きやすい

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