遮二無二/しゃにむに

遮二無二の意味

遮二無二とは、一つのことをがむしゃらに行うさま。ただひたすらに。むやみに。

遮二無二の語源・由来

「しゃにむに」は、18世紀半ばに見られる語。
「しゃにむに」と意味や語形が似ている言葉で、17世紀半ばに見られる「しゃりむり(差理無理)」があるため、「しゃにむに」は「しゃりむり」が音変化した語と考えられる。
「しゃりむり」の「むり(無理)」は字義通りと捉えて問題ないが、「しゃり(差理)」の意味は、道理と食い違う意味か、単なる当て字か不明であり、「しゃりむり」の語源は定かではない。
「しゃにむに」の語源には、「遮二無二」という漢字を元に、遮るものが二つとない様子からとする説もあるが、「しゃりむり」が語義・語形・時代からみて妥当なため、「遮二無二」は意味も含めた当て字と考えた方が良いであろう。
また、「斜に構える」の「斜に」に「無理に」を略した「むに」をつけた語で、なりふり構わずという意味からとする説もあるが、これは商品名や社名などを決める際の発想であり、言葉の成り立ちとしては不自然である。

遮二無二の類語・言い換え

がむしゃら/無我夢中/一心不乱/しゃかりき/無鉄砲/無勝/猪突猛進/猪武者/野猪にして介するもの/荒武者/猪突/猛進/盲進/勇往邁進/直往邁進/直情径行/一路邁進/一往直前/一生懸命/一所懸命/懸命/命がけ/死に物狂い/死に狂い/必死/必死のパッチ/大童/ひたむき/ひたすら/一途/まっすぐ/一直線/一辺倒一本槍/一筋/一条/向こう見ず/後先見ず/後先無し/前後の見境なく/顧みない/顧みず/脇目も振らず/命知らず/死生不知/盲滅法/無闇矢鱈/闇雲/暗闇の鉄砲/闇夜に鉄砲/蛙の行列/無茶助/進むを知りて退くを知らず/企業戦士

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