蝋梅の意味
蝋梅とは、クスノキ目ロウバイ科の落葉低木。中国原産。早春、葉より先に香りのある六弁の花が多数下向きに咲く。
蝋梅の語源・由来
和名の「ロウバイ」は、漢名の「蝋梅」の音読み。
蝋梅は、梅と同じ頃に花が咲き、香りも近いため、植物学的に種は異なるが「梅(バラ科)」の名がつく。
蝋梅の「蝋」は、花びらが蝋細工(蜜蝋)のようであることに由来する。
臘月(陰暦12月の別名)に梅に似た花を咲かせることから、蝋梅(臘梅)の名がついたとする説もある。
しかし、ロウバイの花びらが半透明の蝋質であることは見た目に分かることで、「蝋」に由来しないと考える方が不自然である。
梅に似た蝋質の花を臘月に咲かすことからとする説もあるが、二つの意味を掛け合わせた命名は考え難い。
蝋梅の別名・類語
唐梅/南京梅
蝋梅の種類
素心蝋梅/満月蝋梅/唐蝋梅/壇香梅/荷花梅/和蝋梅/福寿蝋梅/実生蝋梅/黒花蝋梅