小倉あん/小倉餡/おぐらあん

小倉あんの意味

小倉あんとは、こしあんに蜜で甘く煮た大納言小豆など大粒の小豆を混ぜ合わせたもの。単に「小倉」ともいう。

小倉あんの語源・由来

小倉あんの「小倉」は、小倉百人一首ゆかりの地でもある、京都市右京区嵯峨の「小倉山」に由来するといわれる。
小倉あんの発祥は、809年に空海が中国から持ち帰った小豆の種を、小倉の里で亀の甲せんべいを作る和三郎が栽培し、御所から下賜された砂糖を加えて煮詰めたものであったという。
そのため、小倉山の二尊院には「小倉餡発祥之地」と記された石碑があり、その近くの落柿舎前にも「小倉餡発祥の由来」が掲げられている。
その他、歌枕として知られる奈良県の「小倉山」に由来し、鹿が多いことで知られるため、小豆の粒を鹿のにある模様に見立てて「小倉あん」と名付けられたという説もある。

小倉餡発祥の由来


小倉あんの類語・言い換え

小倉/小豆あん/餡/あんこ/つぶあん/つぶしあん/こしあん/煮崩しあん/村雨/皮むき餡

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