味噌の意味
味噌の語源・由来
古くは、「未醤」「味醤」など「醤(ひしお)」の字が使われている。
そのため、味噌の語源は「未だ醤にならざるもの」を音読したものという説がある。
しかし、「醤」の音が「ショウ」で「ソ」と異なることや、すでに901年の『日本三代実録』には「味噌」の表記も見られるなど疑問点も多い。
『和名抄』には「高麗醤 美蘓 俗用味醤二字」とあり、『名義抄』にも「味醤 高麗醤 ミソ」とあることから、朝鮮語の「密祖(ミジョ)」に由来する説もある。
味噌は醤油よりも早く日本に定着し、各家庭で手作りされることが多く、日常生活に深い関わりがあった。
そのため、「手前味噌」や「味噌をつける」など、味噌に関わる慣用句も多い。
味噌の別名・類語
蒸し/御蒸し/醤/甜麺醤/豆板醤
味噌の種類
赤味噌/白味噌/淡色味噌/米味噌/麦味噌/豆味噌/調合味噌/合わせ味噌/辛口味噌/甘口味噌