小賢しい/こざかしい

小賢しいの意味

小賢しいとは、利口ぶっていて生意気である。差し出がましい。ずる賢くて抜け目がない。

小賢しいの語源・由来

小賢しいは、「才知・分別があってしっかりしている」「かしこい」という意味の「賢しい(さかしい)」に、接頭語「小(こ)」が付いた語。
「ちょっぴり」を意味する「小」を付けることで、智が足らないことを表し、けなす意味を含んでいる。
賢しいの文語「さかし」は『万葉集』にも見られ、小賢しいの文語「こざかし」は1113年頃成立の『俊頼髄脳』に見えるのが古い。
利口ぶって生意気であることの使用が古く、悪賢い意味では1477年の『史記抄』からである。

小賢しいの類語・言い換え

利口ぶって生意気な小賢しい

猪口才生意気/小生意気/小癪/賢しら/しゃらくさいおこがましい差し出がましい厚かましい図々しい/僭越/失礼/無礼

ずる賢くて抜け目がない小賢しい

小利口/あざとい/悪賢い/ずる賢い/抜け目ない/卑怯姑息/計算高い/賢い/狡知に長ける/狡猾/狡獪/奸黠/慧黠/ずるいせこいこすい/こすっからい/こすからい/すこい/腹黒い/黠奴/古狸/狡童

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