犬兎の争い/けんとのあらそい

意味

犬兎の争いとは、両者が争って共に弱り、第三者に利益を横取りされることのたとえ。

語源・由来

犬兎の争いの出典は、『戦国策(斉策)』の寓話。
とてもの速いが、すばしっこいウサギを追いかけまわした。
山を何度も駆け登ったため、犬もウサギも力尽きて倒れた。
そこに通りかかった農夫は何の苦労もせず、獲物を独り占めすることができた。
この寓話から、共に争い共に倒れ、第三者に利益を奪われることを「犬兎の争い」と言うようになった。

類語・言い換え

漁夫の利/鷸蚌の争い/田父の功/両虎相闘いて駑犬其の弊を受く/両虎食を争う時は狐其の虚に乗る

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