儚いの意味
儚いとは、不確実で頼りない。淡くて消えやすい。無常である。束の間である。あっけない。
儚いの語源・由来
はかないの「はか」は、仕事の目標量やその進み具合を意味する「はか」で、「はかる(計る・量る)」「はかどる(捗る)」「はかが行く」などの「はか」と同源の名詞である。
それを「無い」で否定した「はかない」は、確かな拠り所がない、何の目処もないというところから、「頼りない」「むなしい」「あっけない」などを意味するようになった。
漢字の「儚い」「果敢ない」はいずれも当て字。
「儚」は「人」に「夢(暗い・よく見えない)」で、暗くてはっきり見えないというところから、不確実で頼りないことをを表す。
「果敢」は思い切ってするさまを意味し、それを「無い」で否定した「果敢ない」は、決断力がなく、結果が実らないことを表している。
儚いの類語・言い換え
むなしい/空虚/虚無/無常/敢え無い/脆い/頼りない/心細い/情けない/うたかた/泡/幻/夢/幻夢/夢幻/幻相/一炊の夢/邯鄲の夢/邯鄲の枕/一場の春夢/束の間/あっけない/かりそめ/一時的/朝露/草露/霜露/石の火/石火