がめ煮/がめに

がめ煮の意味

がめ煮とは、福岡県の郷土料理。全国的には「筑前煮」の名で知られる。

がめ煮の語源・由来

がめ煮の「がめ」は、「寄せ集める」を意味する博多方言の「がめくり込む」に由来し、様々な具材をがめくり込んだ煮物料理であることからの名といわれる。
また、豊臣秀吉が起こした文禄の役で、兵士が朝鮮にする際に博多へ立ち寄り、スッポンと野菜を煮込んだのが起源で、博多弁でスッポンを「どぶがめ」や「がめ」と呼ぶことから、がめ煮の「がめ」は「スッポン」の意味とする説もある。

がめ煮と筑前煮の違いは、筑前煮が骨なし鶏肉を使うのに対し、がめ煮は骨つき鶏肉と言われることがある。
しかし、料理のアレンジが進んだ現代では、筑前煮で骨つき鶏肉を使うことも多く、がめ煮で使う鶏肉も必ず骨つきとは限らないため、決定的な違いとは言い難い。

がめ煮の別名・類語

筑前煮/筑前炊き/炒り鶏/煮しめ/うま煮

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