バクチノキの意味
バクチノキとは、バラ科の常緑高木。暖地に自生する。樹皮は灰褐色。葉からとれる液は「ばくち水」と言い、鎮咳・鎮静薬に用いる。樹皮は染料、家具などにされる。毘蘭樹(びらんじゅ)。
バクチノキの語源・由来
バクチノキは、別名を「裸木(ハダカギ)」と言うように、絶えず古い樹皮がはげ落ちて、木肌を露出する。
それを博打に負けて丸裸になるのにたとえ、「バクチノキ」と名付けられた。
その他、バクチノキの別名には、「アコノキ」や「サルコカシ(猿落)」がある。
「アコノキ」は「赤の木」が訛ったもので、バクチノキが赤裸になる様子から。
「サルコカシ」は猿がバクチノキに登ろうとしても、皮と一緒に滑り落ちてしまうことから名付けられた。