足を洗うの意味
足を洗うとは、悪事や悪業をやめ正業につく。堅気(かたぎ)になる。職業・仕事をやめる。
足を洗うの語源・由来
足を洗うは、仏教から出た言葉。
裸足で修行に歩いた僧は寺に帰り、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清めて仏業に入ったことから転じ、悪い行いをやめて正業につくことを意味するようになった。
現代ではその意味が更に転じて、悪業・正業に関係なく、それまでの職業をやめる意味でも使われるようになっている。
イエス・キリストは弟子の足を洗い、「互いに足を洗うことで、信頼関係を結びなさい」というメッセージを残したと言われ、これを語源とする説もある。
しかし、信頼関係を結ぶことと悪い行いをやめることは全く関連性がなく、足を洗うという行為から考えられた俗説である。
足を洗うの類語・言い換え
足を抜く/手を引く/足抜きする/手を切る/身を引く/抜け出す/抜ける/抜け出る/堅気になる/正業につく/正業に戻る/鞍替えする/関係を断つ/繋がりを断つ/縁を切る/辞める/辞する/降りる/身を退く/離れる/辞職する/廃業する/引退する/卒業する/終わりにする/終わらせる/終わらす/おしまいにする/終止符を打つ/幕を閉じる/幕を下ろす/幕を引く