カタツムリ/蝸牛/かたつむり

意味

カタツムリとは、陸生有肺類巻貝。雌雄同体。頭部に二対の触角があり、長い方の先端に目がある。でんでんむし。マイマイ。

語源・由来

カタツムリの「カタ」は、「笠に似た貝」「笠を着た虫」の意味で「笠」が語源。かつての笠は、縫い糸を螺旋状に縫ったため、「貝」の形容ともされている。
「ツムリ」は、「つぶら」「つぶり」「つぶろ」と同系で貝の呼称。これらの語は、丸くて小さいものを表す「粒」と同源で、円い渦巻き状のものに多く見られ、「まいまいつぶり」や「まいまいつぶろ」もこの語系からである。

古くは「かたつぶり」と呼ばれており、それが変化して「かたつむり」となった。
その他、「片角振り・形角振り(かたつのふり)」が転じて「かたつむり」になったとする説もあるが、有力とはされていない。

漢字の「蝸牛」は、カタツムリの別名「かぎゅう」からの拝借である。

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