つつがない/つつがなく

意味

つつがないとは、無事である。問題が無い。障害が無い。
つつがなくとは、無事に。問題も無く。

語源・由来

「つつがない」や「つつがなく」の「つつが」は、病気や災難を意味する「恙(つつが)」で、漢字では「恙無い」「恙無く」と書く。
「つつが」と同源の言葉には、「病気になる」「差し障りがある」などを意味する動詞「恙む(つつむ)」の名詞形「恙み(つつみ)」もあり、「つつみなし」という言い方もあった。
「恙む」は、障害にあう意味の「慎む」「障む」などと同源で、これらは「包む」と同源である。

つつがないの語源には、「ツツガムシ」という虫が病気の原因となることから生まれたとする説もある。
しかし、「つつがなし」よりも後に見られる「ツツガムシ」の名を語源とするのは、明らかにおかしな説である。

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