アブラゼミ/油蝉/あぶらぜみ

アブラゼミの意味

アブラゼミとは、半翅目セミ科の昆虫の一種。日本の代表的なセミ。体は黒・褐色。翅は不透明な暗赤褐色。幼虫は地中で6年間生活し、7年目に地中に出て羽化する。成虫の寿命は2~3週間。

アブラゼミの語源・由来

アブラゼミは、「ジジジジー」「ジージー」という鳴き声が、油で揚げる時の音に似ていることから付いた名である。
名前の由来が鳴き声に由来することは珍しくないが、「ミンミンゼミ」や「ツクツクボウシ」のように、鳴き声がそのまま名前になるのでなく、「油」にたとえられている点で珍しい。(「ジイジイゼミ」という別名はある)
このたとえは、翅が油紙を連想させることや、油のシミに似た紋があること。他のセミに比べて、油っぽい印象があることも影響したと思われる。

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