律儀/律義/りちぎ

律儀の意味

律儀とは、きわめて義理堅く、実直で正直なこと。また、そのさま。りつぎ。

律儀の語源・由来

律儀の本来の読み方は「りつぎ」で、元仏教語。
「saṃvara(三婆羅・サンバラ)」の漢訳で、悪行や過失に陥らないよう未然に防ぐよい習慣的行為を表し、善行や善行を行うようが定めた戒律を意味した。
仏教には在家・出家を問わず守るべき禁戒が多くあり、これを忠実に守ることから、律義には「義理堅く実直」の意味が生じ、近世の中期頃から庶民の間でも広く使われるようになった。
読み方の変化はそれより少し早く、室町時代から「りちぎ」とも読むようになったが、しばらくは「りつぎ」と「りちぎ」が併用されており、次第に「りちぎ」と読むようになっていった形である。
漢字表記には「律儀」と「律義」があるが、意味の違いが特にあるわけではなく、「律義」と書かれた例もあるといった程度で、元々は「律儀」と表記し、現在でも「律義」と書くのが一般的である。

律儀の類語・言い換え

りつぎ/謹厳/実直/実体/実着/謹直/堅気/堅実/堅手/真面目/シリアス/品行方正/正直/まっすぐ/正当/誠実/真摯/篤実/摯実/忠実/まめ/まめまめしい/至誠/質朴/朴直/真率/信実/篤厚/慎莫/健よか/物堅い/善良/義理堅い/義理立て/良心的/忠義/忠誠/馬鹿律儀/阿呆律儀/生真面目/大真面目/糞真面目/馬鹿正直/真っ正直/真正直/規則正しい/几帳面丁寧/質実/朴訥/寡黙/生一本/一本気/地道/愚直/四角四面/杓子定規/謹厳実直/尾生の信/棒律儀/石部金吉/堅い/融通が利かない

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