氷柱/つらら

つららの意味

つららとは、のしずくが凍って、軒や岩角などから棒状に垂れ下がった

つららの語源・由来

古く、「つらら」は板状の氷、張った氷を意味し、現在の「つらら」にあたる言葉は「たるひ(垂氷)」であった。
『源氏物語』でも「朝日さす軒のたるひは解けながらなどかつららのむすぼほるらむ」と、「たるひ」と「つらら」が対比的に使用されている。
また、東北地方の方言で「つらら」のことを「たろひ」というのは、「たるひ」からである。

つららの語は、氷が板状に張り詰めた様子を表していると考えられるが、その語源には、滑らかで光沢のあるさまを形容した「つらつら(滑滑)」、連なり続くさまを表した「つらつら(連連)」、「つら(連)」に状態を表す接尾語「ら」が付いたなどの説があるが、正確なことはわかっていない。
「つらら」は垂れ下がった氷を表すようになったのは、室町時代頃からである。
やがて、漢字表記には当て字として、同義語の漢語「氷柱(ひょうちゅう)」が使われるようになった。

つららの類語・言い換え

ひょうちゅう/垂氷/懸氷/氷筍/氷塊/氷瀑/こおりばしら//アイス

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