タヌキ/狸/たぬき

意味

タヌキとは、イヌ科の哺乳類。はずんぐりし、尾は太くは短い。体色は灰褐色か茶褐色。

語源・由来

タヌキの語源には、田の怪しい動物の意味で「タノケ(田之怪)」や、田ので「タネコ(田猫)」に由来する説。
タヌキのは、を保護する「手貫(たぬき)」に利用することからという説。
死んだふりをしてを騙すところから、「ダシヌキ(出し抜き)」に由来する説。
人の魂を抜き取るところから、「タマヌキ(魂抜き)」に由来する説などあるが、有力な説は「狸寝入り」の語源ともなったタヌキの習性である。

タヌキが人を化かすという俗信は古くからあるが、これはタヌキが死んだふりをする動物と見たことによるもので、寝たふりを「狸寝入り」と言うのも、その習性に由来する。
しかし、タヌキは人を騙すために死んだふりをするのではなく、驚くと神経が異常になって仮死状態になるのである。
その状態をたまげる動物と見て、「タマヌキ(魂抜き)」の意味で「タヌキ」となったと考えられる。

別名・類語

たのき/たたけ/たたげ/まみ/めこま/十字ムジナ/ムジナ/姿の虫/ラクーン

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