おかず

意味

おかずとは、副食物。

語源・由来

おかずは、漢字では「御数」と書き、数を取り揃える意味で「おかず」になったとする説が有力とされるが、混ぜ合わせる意味の「糅てる(かてる)」を語源とする説もある。
おかずは主食の周囲にあることから、古くは「御巡り(おまわり・おめぐり)」とも呼ばれた。
「御巡り」は数を揃えなければ意味をなさないため、そこから考えると、数を取り揃える説が妥当と思われる。
しかし、「かてる」から転じた「糧(かて)」は、現代でも食物の意味で使われ、ドラマ『おしん』に出てくる「大根」などは、穀物以外のものを混ぜ合わせることから「かてめし」と呼ばれる。
また、「副食物」を意味する言葉の多くは「菜」を用い「お菜(おさい)」と言われていたことや、「お惣菜」などの言葉を考慮すると、「かて」の説は否定できない。
「おかず」「お菜」「御巡り」は全て女房詞だが、おかずの男性語としては「御具足(おぐそく)」という言葉が使われていた。
また、おかずの漢字は「御数」のほか、「御菜」とも書く

類語・言い換え

副食物/副食/惣菜/菜(さい)/お菜/肴(な)/デリカ/デリカテッセン/主菜/メインディッシュ/副菜/魚菜/ご飯のお供/ご飯の供/の供/おばんざい/番菜/飯菜/合わせ/合わせ物/添え/の菜/料理/食事/おまわり/おめぐり/調菜/嘗め物/常備菜/菜料/朝菜/夕菜/美菜/粗菜/無菜/肴(さかな)/ふくし物/の肴/あて/おつまみ/つまみ/のつまみ

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