能天気/のうてんき

意味

能天気とは、のんきで軽薄なこと。また、そのさまや、そのような性質の人。ノー天気とも。

語源・由来

「のうてんき」という言葉は、江戸時代から使われており、漢字表記には「能天気」「脳天気」「能転気」「能天鬼」など多くある。
現代では主に「能天気」が使われるが、俗語・俗諺などを集めた江戸時代の国語辞書『俚言集覧』には「脳天気 能天気とも書く」とあり、本来の形は「脳天気」という意識があったと受け取れる。
「のうてんき」の正確な語源はわかっていないが、『俚言集覧』の説明から、脳の天気がいい、頭の中が雲ひとつない晴れた天気のように空っぽであることを表した語と考えられている。

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