無駄/徒/むだ

意味

無駄とは、役に立たないこと。効果がないこと。

語源・由来

無駄の「駄」は荷役に使うのことで、馬に荷物を乗せずに歩くのは何の役にも立たないところから、「無駄」と言うようになったという説が流布されているが、これは「お駄賃」の語源をヒントに作られたつまらない俗説である。
「無駄」は比較的新しい当て字で、それ以前に使われていた「徒」も当て字であり、漢字を元に「むだ」の語源を考えるほど無駄なことはない。

むだは、何もないさまを表す「むな(空)」の転といわれ、「むな」から生じた「むなしい」には「無利益である」の意味もあり、有力な説である。
また、無分別に事を行なうさまを表わす「むたむた」の「むた」という説もある。
「むたむた」は「むだむだ」の形でも使われているが、「むた」が単独で使われたのは「むたとして」という形のため、やや説得力に欠ける。

類語・言い換え

無益/無用/不用/不要/無価値/誰得/徒/徒事/徒爾/いたずら/閑事/無足/余計/余分/蛇足/贅肉/役に立たない/効き目がない/効果がない/甲斐がない/小無益しい/むなしい/ウエスト/ロス/非効率/無意味/不経済/損/贅物/贅疣/長物/無用の長物/益体もない/闇の夜の錦/夜の錦/闇の錦/闇夜の錦/盲の垣覗き/竹藪に矢を射るよう/月夜に提灯/昼の行燈/屋下に屋を架す/屋上屋を架す/網の目に風とまらず/蜘蛛の網に風たまらず/不毛/贅句/贅文/贅言/贅語/元も子もない

無駄にするの類語・言い換え

駄目台無しにするおじゃんポシャる/ぱあ/ふい/わや/無駄骨/無駄足/空足/徒労/甲斐なし/甲斐ない/報われない/水の泡/水泡/水となる/砂にする/無にする/無になる/無に帰する/無下にする/無駄骨を折る/骨折り損の草臥れ儲け/おしまい/白紙に戻す/白紙撤回/ご破算/帳消し/チャラ/元の木阿弥お釈迦になる/腐らせる/棒に振る/潰れる/壊れる/ぶち壊し/パンク/空中分解/頓挫

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